①「私は、妻や子供たちのおかげで幸せな一生でした。家族の皆には本当に感謝しています。特に永年、苦楽を共にしてきた妻には感謝の気持ちでいっぱいです」
②「姪の甲野花子さんには、私の夫甲野太郎が他界してから、私のことを気遣い、やさしくしてくれて、感謝しています。私には相続人がいないので、私の財産全てを甲野花子さんに遺贈します。快く受け取ってください。」
①のように、ただ、感謝を述べて、ありがとうを言いたい場合の付言事項です。遺言事項には書けなかった本当の気持ちを記載することで、遺言を守ろうという気持ちになるものです。
②の法的な内容は遺言事項に記載して、そこでは書かれていなかった、なぜあなたに遺贈したかの理由を述べ、だから拒否しないで下さい、と言った言葉を入れています。
・遺言を作成するに至った趣旨、理由を補足し、書ききれなかったことを説明する内容 ➤
・遺産を承継する者に、承継後の遺産の使い方を指示する内容 ➤
・財産的価値の乏しい愛蔵品等についての保管方法を指示する内容 ➤
・身寄りがないので、遺体の引取り、葬儀、家財の処分などで周囲の人や遠い親戚に迷惑をかけたくない ➤
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